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Gradle のキャッシュを削除して空き容量を増やすには

Gradle のキャッシュが大きすぎるときは、MangoDisk で容量と保存先を確認。Windows・Mac のキャッシュやビルド成果物を整理し、ソースコードや設定ファイルは残しましょう。

公開日:2026/10/03著者 Harry
青緑色の小さな象のそばでオレンジ色のブラシが灰色のキャッシュを掃き出し、別のプロジェクトフォルダーは残している

古いプロジェクトはもう使っていないのに、Gradle がダウンロードした依存パッケージや、ビルド時に作られたキャッシュは残っていることがあります。Android Studio や IntelliJ IDEA でいくつかプロジェクトを扱ってきたなら、ユーザーフォルダー内の .gradle を確認してみましょう。

Gradle のキャッシュは削除できますが、.gradle フォルダーごと消すのは避けてください。 キャッシュだけでなく、共通の設定が入っている場合もあります。削除後のビルドでは再ダウンロードや再生成が必要になることがあるため、作業中のプロジェクト、特にオフラインで使うものまで一律に整理する必要はありません。

保存先を1つずつ探すのが面倒なら、まず MangoDisk でスキャン。Gradle とほかの開発ツールの容量を比べてから、削除するものを選べます。

MangoDisk で容量の大きいキャッシュを確認する

MangoDisk のディープクリーンを開いてスキャンし、開発ツールの一覧から「Gradle キャッシュ」を探します。項目を展開すると、容量と実際のパスを確認できます。隠しフォルダーの場所を覚えておく必要はありません。

同じ画面で、対応する npm、pnpm、Cargo などのキャッシュも比較できます。空き容量が少ないときは、すべてを消すのではなく、容量が大きく再取得できるものから整理しましょう。

Windows 版 MangoDisk のディープクリーンで開発ツールのキャッシュ容量を確認する画面

Gradle のキャッシュを削除する前に、次を確認してください。

  1. 作業を保存し、ビルドと同期が終わってから Android Studio や IntelliJ IDEA などを終了します。案内に従って Gradle と Java のプロセスも終了してください。
  2. ほかの項目の選択を解除し、確認済みの Gradle キャッシュだけを選びます。
  3. 選択したパスと削除後の影響を確認してから実行します。スキャンだけでファイルが削除されることはありません。

MangoDisk は選択した範囲のキャッシュを削除します。個々の依存パッケージが今後も必要かどうかを判断するわけではありません。削除したファイルはごみ箱に入りません。オフラインで必要な依存パッケージや再取得できないファイルは、先にバックアップしてください。 復元の制約は安全なクリーンアップのガイドで確認できます。

Windows の Gradle キャッシュ項目は caches、daemon、workers、notifications が対象です。macOS では、ダウンロード済みの Gradle Wrapper ディストリビューションと .tmp も含まれます。プロジェクトのソースコード、共通設定の gradle.properties、init.d のスクリプト、JDK は、このキャッシュ項目の削除対象ではありません。

手動で削除するならフォルダーを取り違えない

Gradle のユーザー単位のデータは、標準では次の場所に保存されます。

OS標準の保存先開き方
Windows%USERPROFILE%\.gradleエクスプローラーのアドレスバーに貼り付ける
macOS~/.gradleFinder で Shift + Command + G を押し、パスを貼り付ける

GRADLE_USER_HOME を設定している場合は、指定した保存先を確認してください。MangoDisk の標準の Gradle ルールは既定の場所を調べるため、独自の保存先が結果に出るとは限りません。Gradle のディレクトリに関する公式ガイドでは、キャッシュ、設定、ダウンロードしたツールの保存先を区別しています。

手動で整理する場合も、関連アプリを終了してから行います。保存先を開き、caches の容量と内容を確認して、削除するフォルダーを選んでください。外側の .gradle までまとめて消さないようにしましょう。gradle.properties にはプロキシやリポジトリの設定、init.d にはチームで使うスクリプトが入っている場合があります。jdks はビルドに使う Java 環境です。

プロジェクト内の gradle フォルダーも別物です。通常は Wrapper のファイルが入っているので、プロジェクト直下の gradlew、gradlew.bat とともに残してください。

clean を実行しても全体の容量が減らない理由

gradlew clean が通常削除するのは、現在のプロジェクトの build 出力です。ユーザーフォルダーの依存パッケージキャッシュを空にするわけではないため、実行に成功しても .gradle/caches の容量が変わらないことがあります。独自に定義した clean タスクは追加の処理を行う場合があるので、実行前に内容を確認してください。詳しくは Gradle の clean に関する説明を参照できます。

古いプロジェクトの生成ファイルが大きい場合は、MangoDisk のプロジェクトのビルド成果物一覧で確認できます。対応する Gradle プロジェクトの build とプロジェクト内の .gradle が対象です。ユーザー単位の「Gradle キャッシュ」とは別の項目で、プロジェクト自体を削除するものではありません。 出力フォルダーに残しておきたいインストーラーやレポートがある場合は、先に別の場所へコピーしてください。

--refresh-dependencies も空き容量を増やすための指定ではありません。依存関係を再確認し、有効なダウンロード済みファイルは再利用することがあります。キャッシュ全体を削除する操作との違いは、Gradle の依存関係キャッシュの説明で確認できます。

次のビルドに必要なものは残す

キャッシュを削除すると、次のビルドに時間がかかったり、ネット接続が必要になったりすることがあります。オフライン作業を控えている場合や、社内・古いリポジトリから依存パッケージを取得できなくなっている場合は、関連するキャッシュを残しましょう。

Gradle には自動クリーンアップの仕組みもあるため、ビルドのたびに削除する必要はありません。手動で整理するのは、空き容量が足りないとき、使わなくなったプロジェクトがあるとき、不要と確認できたキャッシュを片付けたいときで十分です。

整理しても容量が足りなければ、MangoDisk のディスク使用量分析でドライブやプロジェクトフォルダーを調べてみてください。大きなブロックをたどると、古いプロジェクト、インストーラー、ほかのツールのデータなど、容量を使っている場所を確認できます。

MangoDisk のディスク使用量分析でフォルダーとファイルの容量をツリーマップ表示する画面

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