# Gradle のキャッシュを削除して空き容量を増やすには

> Gradle のキャッシュが大きすぎるときは、MangoDisk で容量と保存先を確認。Windows・Mac のキャッシュやビルド成果物を整理し、ソースコードや設定ファイルは残しましょう。

古いプロジェクトはもう使っていないのに、Gradle がダウンロードした依存パッケージや、ビルド時に作られたキャッシュは残っていることがあります。Android Studio や IntelliJ IDEA でいくつかプロジェクトを扱ってきたなら、ユーザーフォルダー内の `.gradle` を確認してみましょう。

**Gradle のキャッシュは削除できますが、.gradle フォルダーごと消すのは避けてください。** キャッシュだけでなく、共通の設定が入っている場合もあります。削除後のビルドでは再ダウンロードや再生成が必要になることがあるため、作業中のプロジェクト、特にオフラインで使うものまで一律に整理する必要はありません。

保存先を1つずつ探すのが面倒なら、まず MangoDisk でスキャン。Gradle とほかの開発ツールの容量を比べてから、削除するものを選べます。

## MangoDisk で容量の大きいキャッシュを確認する

MangoDisk の[ディープクリーン](/ja/docs/features/deep-clean)を開いてスキャンし、開発ツールの一覧から「Gradle キャッシュ」を探します。項目を展開すると、容量と実際のパスを確認できます。隠しフォルダーの場所を覚えておく必要はありません。

同じ画面で、対応する npm、pnpm、Cargo などのキャッシュも比較できます。空き容量が少ないときは、すべてを消すのではなく、容量が大きく再取得できるものから整理しましょう。

![Windows 版 MangoDisk のディープクリーンで開発ツールのキャッシュ容量を確認する画面](https://assets.mangodisk.app/images/screenshots/windows/ja/light-01-deep-cleanup.jpg)

Gradle のキャッシュを削除する前に、次を確認してください。

1. 作業を保存し、ビルドと同期が終わってから Android Studio や IntelliJ IDEA などを終了します。案内に従って Gradle と Java のプロセスも終了してください。
2. ほかの項目の選択を解除し、確認済みの Gradle キャッシュだけを選びます。
3. 選択したパスと削除後の影響を確認してから実行します。スキャンだけでファイルが削除されることはありません。

MangoDisk は選択した範囲のキャッシュを削除します。個々の依存パッケージが今後も必要かどうかを判断するわけではありません。**削除したファイルはごみ箱に入りません。オフラインで必要な依存パッケージや再取得できないファイルは、先にバックアップしてください。** 復元の制約は[安全なクリーンアップのガイド](/ja/docs/safety)で確認できます。

Windows の Gradle キャッシュ項目は `caches`、`daemon`、`workers`、`notifications` が対象です。macOS では、ダウンロード済みの Gradle Wrapper ディストリビューションと `.tmp` も含まれます。プロジェクトのソースコード、共通設定の `gradle.properties`、`init.d` のスクリプト、JDK は、このキャッシュ項目の削除対象ではありません。

## 手動で削除するならフォルダーを取り違えない

Gradle のユーザー単位のデータは、標準では次の場所に保存されます。

<table>
<thead>
  <tr>
    <th>
      OS
    </th>
    
    <th>
      標準の保存先
    </th>
    
    <th>
      開き方
    </th>
  </tr>
</thead>

<tbody>
  <tr>
    <td>
      Windows
    </td>
    
    <td>
      <code>
        %USERPROFILE%\.gradle
      </code>
    </td>
    
    <td>
      エクスプローラーのアドレスバーに貼り付ける
    </td>
  </tr>
  
  <tr>
    <td>
      macOS
    </td>
    
    <td>
      <code>
        ~/.gradle
      </code>
    </td>
    
    <td>
      Finder で <code>
        Shift + Command + G
      </code>
      
       を押し、パスを貼り付ける
    </td>
  </tr>
</tbody>
</table>

`GRADLE_USER_HOME` を設定している場合は、指定した保存先を確認してください。MangoDisk の標準の Gradle ルールは既定の場所を調べるため、独自の保存先が結果に出るとは限りません。[Gradle のディレクトリに関する公式ガイド](https://docs.gradle.org/current/userguide/directory_layout.html)では、キャッシュ、設定、ダウンロードしたツールの保存先を区別しています。

手動で整理する場合も、関連アプリを終了してから行います。保存先を開き、`caches` の容量と内容を確認して、削除するフォルダーを選んでください。外側の `.gradle` までまとめて消さないようにしましょう。`gradle.properties` にはプロキシやリポジトリの設定、`init.d` にはチームで使うスクリプトが入っている場合があります。`jdks` はビルドに使う Java 環境です。

プロジェクト内の `gradle` フォルダーも別物です。通常は Wrapper のファイルが入っているので、プロジェクト直下の `gradlew`、`gradlew.bat` とともに残してください。

## clean を実行しても全体の容量が減らない理由

`gradlew clean` が通常削除するのは、現在のプロジェクトの `build` 出力です。ユーザーフォルダーの依存パッケージキャッシュを空にするわけではないため、実行に成功しても `.gradle/caches` の容量が変わらないことがあります。独自に定義した `clean` タスクは追加の処理を行う場合があるので、実行前に内容を確認してください。詳しくは [Gradle の clean に関する説明](https://docs.gradle.org/current/userguide/command_line_interface.html#cleaning_outputs)を参照できます。

古いプロジェクトの生成ファイルが大きい場合は、MangoDisk のプロジェクトのビルド成果物一覧で確認できます。対応する Gradle プロジェクトの `build` とプロジェクト内の `.gradle` が対象です。**ユーザー単位の「Gradle キャッシュ」とは別の項目で、プロジェクト自体を削除するものではありません。** 出力フォルダーに残しておきたいインストーラーやレポートがある場合は、先に別の場所へコピーしてください。

`--refresh-dependencies` も空き容量を増やすための指定ではありません。依存関係を再確認し、有効なダウンロード済みファイルは再利用することがあります。キャッシュ全体を削除する操作との違いは、[Gradle の依存関係キャッシュの説明](https://docs.gradle.org/current/userguide/dependency_caching.html#sec:refreshing-dependencies)で確認できます。

## 次のビルドに必要なものは残す

キャッシュを削除すると、次のビルドに時間がかかったり、ネット接続が必要になったりすることがあります。オフライン作業を控えている場合や、社内・古いリポジトリから依存パッケージを取得できなくなっている場合は、関連するキャッシュを残しましょう。

Gradle には自動クリーンアップの仕組みもあるため、ビルドのたびに削除する必要はありません。手動で整理するのは、空き容量が足りないとき、使わなくなったプロジェクトがあるとき、不要と確認できたキャッシュを片付けたいときで十分です。

整理しても容量が足りなければ、MangoDisk の[ディスク使用量分析](/ja/docs/features/disk-analysis)でドライブやプロジェクトフォルダーを調べてみてください。大きなブロックをたどると、古いプロジェクト、インストーラー、ほかのツールのデータなど、容量を使っている場所を確認できます。

![MangoDisk のディスク使用量分析でフォルダーとファイルの容量をツリーマップ表示する画面](https://assets.mangodisk.app/images/screenshots/windows/ja/light-05-disk-space-analysis.jpg)

開発ツールのキャッシュとビルド成果物をまとめて確認するなら、[MangoDisk をダウンロード](/ja)。Windows・macOS 対応、無料・オープンソース。アカウント登録やログインは不要です。

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