MangoDisk 開発ストーリー

MangoDisk を開発し、オープンソースにした理由

何度整理しても減っていく空き容量、保守しにくいクリーンアップスクリプト、複雑すぎる既存ツールをきっかけに、シンプルなオープンソースのディスククリーナーを開発した経緯を紹介します

公開日:2026年8月1日更新日:2026年8月12日著者 Harry
散らかったファイルを整理してディスク容量を把握できるようになるまでを描いた MangoDisk の開発ストーリー

開発者として日々作業していると、開発ツールをインストールし、ソフトウェアを試し、依存関係を追加する機会が増えていきます。プロジェクトからはビルド成果物やキャッシュが作られ、AI モデルも少しずつ増えていきます。気づいたときには、ディスクの空き容量がほとんど残っていませんでした。

何度片付けても、ディスクがいっぱいになる

原因は、1 つの巨大なファイルではありません。インストーラー、古いバージョン、キャッシュ、ログ、ビルド出力がディスクのあちこちに散らばり、それぞれが少しずつ容量を使っていました。削除してよいものを漏れなく探すだけでも、かなりの手間がかかります。

スクリプトだけでは解決できなかった

最初は、自分で書いたスクリプトを使ってクリーンアップしていました。ある程度は役立ちましたが、保守が大変です。保存先のパスは変わり、ルールは古くなります。小さなミスでも、消してはいけないファイルを削除しかねません。スクリプトを変更するたびに、どこを処理するのか細かく確認する必要がありました。

欲しかったのは、もっとシンプルな道具

いくつものディスククリーナーを試しましたが、しっくりくるものはありませんでした。サブスクリプションが必要なもの、不要な機能が多すぎるもの、アカウント作成やリモートサービスへのデータ送信を求めるものもあります。

私が欲しかったのは、もっとシンプルな道具でした。ストレージが何に使われているかを見せてくれて、不要なものを自分で確認し、それから片付けられる。それだけでよかったのです。

そこで MangoDisk を作った

MangoDisk はアカウント登録不要で、有料機能もありません。ファイルのスキャンとクリーンアップはデバイス内で完結します。ファイルやスキャン結果をアップロードせず、クリーンアップにインターネット接続も必要ありません。

MangoDisk が大切にしているのは、不要なファイルを見つけ、内容を確認し、納得したうえで空き容量を増やせるようにすることです。

オープンソースにした理由

MangoDisk がどのように動くのかを誰でも確認でき、よりよいツールへ一緒に育てられるようにしたいと考えています。そして何より、同じ容量不足に困っている人には、私と同じような試行錯誤を繰り返さず、シンプルで透明性のあるディスククリーナーを使ってほしいと思っています。

MangoDisk のソースコードとクリーンアップルールは GitHub で公開しています。削除前の確認方法や安全上の考え方は安全ガイドにまとめました。はじめにで基本操作を確認できるほか、Xcode の Derived Data を安全に削除する方法Cargo キャッシュと target フォルダーの違いも紹介しています。

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