# pip のキャッシュを削除する方法：インストール済みのパッケージは消える？

> pip cache purge で消えるのはキャッシュで、インストール済みのパッケージや仮想環境は残ります。MangoDisk で容量を確認する手順と、コマンドで削除する方法を紹介します。

Python のツールやローカルで動く AI アプリをインストールすると、実行環境のほかに pip のキャッシュが残ることがあります。環境は使い続けたいけれど、キャッシュだけ消しても大丈夫なのでしょうか。

**pip のキャッシュを削除しても、インストール済みの Python パッケージやプロジェクトの仮想環境は消えません。** ただし、次にパッケージをインストールするときは、再ダウンロードや再ビルドで時間がかかる場合があります。

隠しフォルダーを探す手間を省きたいなら、MangoDisk の[ディープクリーン](/ja/docs/features/deep-clean)で pip やほかの対応するキャッシュの容量を確認できます。容量を見比べてから削除するものを選べるので、空き容量を増やすために、せっかく整えた環境まで消す必要はありません。

## キャッシュと、インストール済みの環境は別のもの

pip は、ダウンロードしたデータやローカルでビルドした wheel をキャッシュに保存し、次回のインストールに再利用します。一方、プロジェクトの実行に使うパッケージは Python 環境にインストールされています。キャッシュの削除は、パッケージのアンインストールとは異なる操作です。[pip 公式のキャッシュ解説](https://pip.pypa.io/en/stable/topics/caching/)

Windows の標準の保存先は次の場所です。

```text
%LocalAppData%\pip\Cache
```

プロジェクトのフォルダーや `.venv` とは別の場所です。仮想環境も容量を使いますが、キャッシュと同じつもりで削除すると、必要なパッケージを入れ直すことになります。

## MangoDisk で複数のキャッシュをまとめて確認

pip だけを片付けるなら、コマンドで十分です。MangoDisk が便利なのは、**あちこちにあるキャッシュの容量とパスを一つの画面で確認し、削除する項目を選べること**。開発ツールをいくつも使っていても、それぞれの削除コマンドを調べずに済みます。

![Windows 版 MangoDisk のディープクリーンで、キャッシュの分類、容量、選択した項目を確認する画面](https://assets.mangodisk.app/images/screenshots/windows/ja/light-01-deep-cleanup.jpg)

Windows では、次の手順で確認できます。

1. **ディープクリーン**を開き、標準スキャンを実行します。
2. pip キャッシュの項目を開き、容量とパスを確認します。この項目は初期状態では選択されていないため、削除したい場合に選択します。
3. pip だけを削除するなら、ほかの項目の選択を外します。確認画面で対象を確認してから実行してください。

スキャンだけでファイルが削除されることはありません。MangoDisk の [Windows 用 pip ルール](https://github.com/harry0703/MangoDisk/blob/main/src-tauri/crates/mangodisk-core/rules/filesystem/windows/development/dev.pip-cache.toml)は標準のキャッシュフォルダーを対象としており、プロジェクトの `.venv` や別の場所にインストールされたパッケージは含みません。選択時の確認事項は[安全なクリーンアップのガイド](/ja/docs/safety)でも紹介しています。

キャッシュの保存先を変更している場合は、標準の場所にあるとは限りません。次のコマンドで実際のパスを調べてください。

## pip cache purge で削除する

Windows のターミナルで、まず次のコマンドを実行します。

```powershell
py -m pip cache dir
py -m pip cache info
```

一つ目は現在のキャッシュの保存先、二つ目は容量を確認するコマンドです。少量なら無理に消す必要はありません。容量が大きく、しばらく同じパッケージをインストールする予定もないなら、削除を検討できます。

インストールやダウンロードが進行中なら、終了するまで待ちます。表示された保存先を確認したうえで、次を実行してください。

```powershell
py -m pip cache purge
```

pip の HTTP キャッシュと wheel キャッシュが、ごみ箱を経由せず削除されます。インストール済みのパッケージは残りますが、次のインストールでは再ダウンロードや再ビルドが必要になる場合があります。[pip cache の公式リファレンス](https://pip.pypa.io/en/stable/cli/pip_cache/)

普段 `python` や `python3` で Python を起動している場合は、`py` をその名前に置き換えてください。macOS や Linux でも同じ `-m pip cache` コマンドを使えます。削除前にパスと容量を確認する流れは同じです。

## まだ空き容量が足りないときは

pip のキャッシュは、Python 関連のファイルの一部にすぎません。プロジェクトの環境、ダウンロードしたモデル、個人のファイルは `pip cache purge` では消えませんし、まとめて一時ファイル扱いするべきものでもありません。

MangoDisk の[ディスク使用量分析](/ja/docs/features/disk-analysis)で大きなフォルダーを調べれば、キャッシュが多いのか、使わなくなったプロジェクトやモデルが残っているのかを確認できます。Node.js や Rust も使っているなら、[npm キャッシュの削除](/ja/blog/clean-npm-cache)や [Cargo キャッシュと target フォルダーの違い](/ja/blog/cargo-cache-vs-target-folder)も参考にしてください。削除できる範囲はツールごとに異なります。

[MangoDisk をダウンロード](/ja)して、散らばったキャッシュをまとめて確認。無料・オープンソースで、登録もログインも不要です。削除する項目は自分で選べます。
